犯罪被害者の人権はいかに

ちょいと遅ればせながら、奈良県の女児誘拐事件の容疑者がつかまりましたねぇ。とりあえず誘拐容疑での逮捕とのことですが、容疑者の自宅から女児のランドセルや携帯電話がみつかっているということから、近いうちに殺人容疑での再逮捕も間違いないでしょう。この容疑者は自ら撮影した携帯電話の写真を周囲に見せびらかす等ある種異常な行動をしていたみたいですが、この容疑者は単に自己顕示欲が異常に強いのか、無意識の中で早く逮捕されたかったのか、まぁ容疑者の心中はわかりかねるが、とりあえず昨年中にとりあえずの解決に向かっているみたいでいいのではないか。
ここで問題にしたいのは、こうして容疑者の実名や経歴までが一般の人々にマスコミによって報道されていますが、俺はこのことに関しては別にいいと思うのね、某ファンタジー小説の主人公は「悪人に人権は無い」とまでのたまわっているのもいるが、ここまでじゃないにせよ俺にも近い感情はある。
でも、はたして被害者の人権はどうなのだろうか?年齢関わらずバシバシ実名報道されてますね〜、写真まで公開されたりもしているし、犯罪者もある程度は保護されて然るべきとは思いますが、むしろ被害者の方が保護されるべきなのではないか。それは、最初のうちは情報を集めるためにある程度の情報開示は必要だと思いますが、某週刊誌ではかなりきわどいことまで書かれていたみたいで、その子が死後にどれほどひどいことをされたのか、しかも性的にひどいことをされた・・・そのようなことを一般人に公開する必要はあるのでしょうか?一般人ということは女の子のクラスメイトにまでこのような情報が伝わっていくのですよ。必要以上の情報まで垂れ流しにする必要は無いと思うのね。被害者家族が真実を知る権利と、我々一般人が知る権利はまったくの別物だと思うのですが・・・