世の中的にいじめを苦にした自殺が流行っているらしい

誤解を承知であえて流行という単語を使ってみる。

最近連日のようにTVではこの類のニュースが流れている。
いじめに耐え切れず死を選択してしまう気持ちはわからなくもない。

人によっては自殺するぐらいなら相手を殺してしまえばいい、なんていう輩もいる。
そんなことができるならハナっからいじめられることなんてない。
そもそも、いじめられている方はそれこそ毎日いじめている人間を「頼むから死んでくれ」って考えていると思う。
少なくとも俺はそうだった。

親に心配をかけたくないし、教師になんて相談してしまったら後で報復があるかもしれないし、ましてや友人に相談なんてできるはずもない。そもそも、そんなかっこ悪い自分を認めたくもないし。


さて、多くのマスコミはいじめがおこるのは「いじめを生ませた周囲の環境」だとか「教育制度の問題点」だとかのくくりで論じようとする。確かにそれは論じていかなければいけない問題であろうけど、一番悪いのはいじめた奴だとなぜ言わないのだろうか?

極端な話でいけば、殺人事件の犯人の背景なんかを検証するワイドショー番組なんかよくあるけど、どういう環境、どういう背景であれ、やっぱり、殺した奴が悪いんだし、いじめた奴が悪いんだよ。

日本という国は場合によっては被害者よりも加害者のほうが加護されていることが多々あると思う。
ファンタジー小説では主人公が「悪人に人権は無い」なんてのたまわっているが、流石にそこまでは思わないにせよそれなりの罰は受けなくてはいけないんのではないかな。

みたいなことをだいぶ前にも書いた気がするな。


いや、別にね、やっぱり死んではいけないという思いがあることを前提に、俺は自殺したっていいと思うのよ、矛盾しているだろうけど。

死んじゃった本人にはその後のことは関係ないし、苦しみから逃れられるんなら死というのもひとつの選択なんだと思う。
根本が解決しないんだとしても逃げるのだってありだと思う。俺も日々いろんなことから逃げてきている過去だって否定はしない。

自分と真正面から向き合うのは怖いし、でも、いつかは向き合わなければいけない時が来るんだろうなというのもわかっている。